前の職場の上司に退職した旨を伝え、戻れますかと聞いてみた。
「戻ってもいいけどまたすぐに辞められても困るよ」
「そこまで勉強もして目的を持って転職したんだし、よく考えたほうがいいよ」
吃音症によってさんざんな目にあわされた学生時代。
人と接することが好きではあるものの、社会に出て選んだ道はなるべく人と接さない仕事。
本当は営業がやりたい。接客とかにもチャレンジしたい。
でもまた、吃音に苦しめられるのも辛いし怖い。
不安もあったけどこのまま吃音から逃げ続けたらよくない。
そんな葛藤の中、吃音に苦しめられていない恵まれた環境を手放して何とか手に入れた営業職。
結果は、1ヵ月でほぼクビのようなもの。
面接で言わなかったことが原因。
軽度の吃音であって自分の力でほとんど日常生活に支障が出ないレベルまでコントロールできているのに。
お客様と接するお仕事だと言葉遣いが大事なのは分かる。
でもそれが出来ない人がいるということも理解はしてほしい。
先輩、上司からの言葉遣いへのご指摘を言い換えたら怒られる。
理解を求めようといざ吃音だとカミングアウトするとそんな都合のよい障害あるわけない。
理解をしてくれたと思ったら面接の場でなぜそれを話さなかったのか??
現在無職。とにかく就活しなきゃ。
もう一度営業職で探してみようと思う。
次は面接の場で吃音だということを話さなきゃいけないな。
「自分の名前が言えないかもしれない、お客様の名前が呼べないかもしれない」
「先輩・上司からの言葉遣いへのご指摘を聞かず、言い換えて自己流の話し方になってしまうかもしれない」
「吃音を持ちながら営業職は何かとリスクがありますが、それでも良ければ雇って頂ければ幸いです」
こんなこと言って雇ってもらえるんだろうか。
今喋れてるじゃん。今のまま話せば問題ないんじゃない??
こう返ってくるのが落ちなんよなー。
まあそれで雇われればちゃんと言ったし大丈夫かな。
面接で吃音のこと話したら、落とされるかな。就職するまでにかなり時間かかると思う。
5月いっぱいまでチャレンジしてみる。
それでダメなら前の職場に戻ろうと思います。
なぜ吃音だと苦労する営業職をあえて選ぶのか。自分でも不思議。
直感でしかないですが、このまま人と繋がることから避けてもいい方向にいかないような気がする。
吃音がなかったらもっと違う人生が送れていたかもしれないのに。
20年以上も吃音に人生を奪われている気がしてならない。
もうこれ以上、吃音に人生奪われたくないんです。
現在31歳。定年まであと30年。
この葛藤にあと30年も耐えられないと思った。
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